緊急支援募金のお願い

シーカー・アジア財団では、移民の子どもたちが多く在籍している学校の学習環境改善事業として緊急支援募金の受付を開始しております(2024年12月31日まで)。

いただいたご寄付は新校舎の建設費用として大切に使わせていただきますので、ご協力のほどよろしくお願い致します。

 

大勢の移民労働者たちが暮らすサムットサコーン県

バンコクから車で1時間ほどの距離にあるサムットサコーン県には、近隣諸国からの移民労働者とその子どもたちが多く居住しています。同県は水産業が盛んで、外国人は重要な労働力となっています。学校へ行く機会に恵まれていない子どもたちも多く、2010年から私たちが実施している移動図書館事業の対象地域となりました。

移動図書館活動の様子(サムットサコーン県ワット・シリモンコン学校)

 

新校舎建設の資金調達が急務となっています

ワット・シリモンコン学校(サムットサコーン県ムアン郡バンコー地区)は1939年7月27日に開校され、就学前の園児から小学校6年生までが在籍しています。2024年現在の全校生徒数は727人です。移民労働者数の増加により、近年は生徒数が急増しており、96.4%(701人)がミャンマー人の子どもたちです。かねてより教室不足が問題となっていましたが、それに追い討ちをかけるかのように木造校舎の使用が県の教育局から禁止されました。老朽化が激しく、倒壊の危険性があるためです。学校側は100人近い生徒を一時的に食堂と校舎横のエリアで勉強させることにしましたが、食堂には屋根しかないため雨季は特に勉強するのが困難です。学習環境が十分に整った教室で生徒たちが勉強できるよう、学校は校舎建設の予算を確保する必要があります。

老朽化により立ち入りが禁止された木造校舎

 

使用が禁止される前の木造校舎(2023年9月撮影)

 

食堂を利用した臨時教室
臨時教室として使われている学校図書館

 

新校舎建設について

タイ教育省が定める標準的な校舎は3階建て15教室の長い建物です。サムットサコーン県行政機関によると、総予算1,268万バーツ(約5,450万円)が必要とされています。学校建設予算は総予算の内の75%である951万バーツ(約4,090万円)までは承認されましたが、残りの25%である317万バーツ(約1,360万円)が不足しています。タイ省庁の規定によると、学校は県から承認された予算を受け取る前に25%分の予算を調達し、建設工事を開始しなければなりません。また、新しい学習机・椅子などの備品購入費用も必要となります。

新校舎の完成イメージ
タイ教育省が設計した校舎図面

 

このような緊急事態のため、ワット・シリモンコン学校からシーカー・アジア財団に支援要請があり、募金の受付を開始いたしました。

緊急支援募金受付中

・お振込先

(日本国内)

金融機関名:ゆうちょ銀行

加入者名:シーカー・アジア・ジャパン

郵便振替口座番号:00960-9-202799(当座預金)

加入者振込店:099店(ゼロキュウキュウ店)

(タイ国内)

KASIKORN BANK

Klongtoey Branch

SIKKHA ASIA FOUNDATION

017-2-53836-3

 

・お問い合わせ先

sikkhaasia@gmail.com (国際部 山田宛)

 

子どもたちの学習環境整備のためご支援のほど何卒よろしくお願い致します